笑いは心と体にプラスの効果
●自律神経のバランスを整える
笑いは、私たちの免疫力を高め、病気にかかりにくく治りやすい体をつくります。
さらに、自律神経のバランスを整え、ストレスを解消し、血流を改善するなどさまざまな効果があることがわかりました。
体のリズムを調整している自律神経には、交感神経(興奮させる働き)と、副交感神経(リラックスさせる働き)があります。
どちらも大切で、一つだけに偏るとさまざまな変調が生じます。
笑いは、この自律神経にも働きかけます。
笑うと興奮とリラックスが交互におこり、自律神経が頻繁に切り替わって、バランス調整に効果を発揮します。
●ストレスを解消
脳波にはα波、β波、シータ波、デルタ波などがあり、脳が働くことで発生します。
脳がリラックスした状態で現れるのがα波、緊張したときはβ波が多く現れます。
シータ波、デルタ波は脳の機能が衰えたときに増える脳波です。
笑ったあとには、α波とβ波の両方が増え、これがストレス解消と脳の機能回復につながるという研究報告がありました。
笑うことで脳がリラックスしてストレス解消になると同時に、刺激が増えることで働きがよくなる、といえるのでしょう。
●腹式呼吸と同じ効果
大笑いしたときの呼吸は、深呼吸や腹式呼吸と同じです。酸素をいっぱい取り込んで結構を促すので、全身の細胞を活性化させ、新陳代謝が高まり、血管を若々しく保ちます。
また腹筋を使うので、多少といえども腹筋を鍛える効果があるといえるでしょう。
笑いは、私たちの心にも体にも欠かせない“妙薬”というわけです。