冬の乾燥からお肌を守ろう(2)
●かかとがガサガサになっていませんか?
冬は冷たく乾いた空気や暖房などのせいで、お肌が乾燥しやすい季節です。
肌が乾燥すると肌荒れが進み、外部から刺激物が侵入して、かゆみや痛みを引き起こします。
肌ケアでは「乾燥を防ぐ」「十分に保湿する」ことが大切ですが、つい見過ごしがちなのが足裏です。
気が付けば、かかとがガサガサ、なんてことはありませんか?
足の乾燥を放っておくと、見た目の問題だけでなく、皮むけやひび割れ、さらには角化するとウオノメやタコができることもあるため、早めのケアが大切です。

●足裏もやさしく洗って、保湿剤を塗る
足裏ケアの基本として、入浴時にやさしく足裏を洗いましょう。
足指の間や、かかとも忘れずに。汚れはきちんと落としながら、ゴシゴシとこすり過ぎないことがポイントです。
その後は、石けんが残らないように、十分に洗い流してください。
入浴後は、水分を残さないようにふき取りましょう。
足指の間はタオルを入れて、ていねいに水気を取ってください。
そして、保湿剤を足裏全体に塗ります。
軽く包み込むようにマッサージしながら塗ると、なお効果的です。
保湿剤が乾いたら靴下をはいて、そのまま寝ます。
●肌の状態や症状に合わせて保湿剤を選ぼう
肌が少しカサついている状態なら、セラミドやヒアルロン酸などの成分が入った保湿剤を。
ローションやクリームなど、さまざまなタイプがありますが、冬にはしっとりとしたクリームタイプがおすすめです。
足は冷えやすい部分でもあります。乾燥が強い場合には、血行の改善作用があるビタミン系の保湿剤も効果的です。
かかとなど角質が厚くなったところには、角質をやわらかくする作用がある尿素が配合されたものを選びましょう。
ただし、傷があるとしみるため、傷が治ってから使ってください。
とにかく使ってみて、保湿効果を実感できるものを選びましょう。